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プールで注意すべき病気

 


 

■質問■
夏は、
プールに出かける機会も多くなりますので、 プールで注意しなければいけない
病気についてうかがいます。
まず、プールで伝染する病気にはどのようなものがありますか。

 

プールで伝染する病気はウイルスによるものが多いのですが、小学校児童間で流行する代表的なものとしては、プールを介して伝染することが多いためにプール熱という名のついた咽頭結膜熱があります。これはアデノウイルスというウイルスが媒介する病気で咽頭炎、結膜炎、発熱を伴います。
まあ、簡単に言うと、目と喉が赤くなって熱のでる夏かぜの一種です。

また、別のアデノウイルスが媒介する病気に流行性角結膜炎があります。これは症状の重いハヤリ目で結膜だけでなく眼球の表面を覆う角膜にも炎症が及びます。結膜の充血、角膜の混濁、耳前リンパ腺の腫れなどが見られます。

一方、エンテロウイルスが媒介する病気がアポロ病の別名がある急性出血性結膜炎です。この病気は急性と名のついているとおりプール熱が感染してから症状が出るまでに3〜4日、流行性角結膜炎では5〜7日間かかるのに対して1日程度で症状がでます。症状としては目が充血したり、赤くなって腫れるほか白眼の部分に出血が起こりやすくなります。

ここで少し余談なのですが、このアポロ病という別名はこの病気がアポロ11号が月面着陸に成功した1969年に流行したことによるそうです。病名にもいろいろな由来があるものです。


 ■回答■
■質問■
これらの病気の予防法について教えて下さい。
 


プールの塩素消毒が最も大切なのですが、通常、一般に公開されているプールでは充分な塩素消毒がおこなわれているので心配はいりません。個人で出来ることとしては、目をよく洗うことや手を石鹸で洗うこと、タオルなどの共用を避けることが重要です。



 ■回答■
■質問■
もし、これらの病気にかかってしまったら、どのような薬が使われるのですか。
 

これらの病気に対する特効薬はないので、高熱が続く場合には解熱剤を用いるとか細菌による二次感染予防に抗菌剤を用いるとかの対症療法が行なわれます。

また、これらのウイルスは感染力が強く、プールの水を介して伝染するので症状がなくなってもまだ体内にウイルスが残っている時期にプールに入ると他の人に病気をうつしてしまう可能性があります。
ですから、お医者さんがプールに入っていいと言うまではプールに入らないようにすることが大切です。


 ■回答■
■質問■
いままでうかがった病気はいずれも眼に症状がでるものでしたが、
眼以外の部分に症状のでるものもありますか。
 

一般に「水イボ」と呼ばれている伝染性軟属腫という皮膚疾患も幼稚園児や小学校低学年児によくみられる、プールで感染するリスクの高い病気です。

イボは、ピンクもしくは白色でやわらかく、中央にくぼみがあり、同じ部位に数個できることが多いようです。この病気はボックスウイルスというウイルスが媒介しますが、伝染はイボを掻くことにより排出される白色の粥状の物質と接触することによりおこります。

予防法としては、タオル等を共用しないことなどがあります。自然には治りにくく,伝染力も強いので早めに皮膚科を受診することをお勧めします。

また、病気ではないのですが切傷、擦傷、打ち身などのけがをすることがプールでは多いので注意が必要です。夏は日光が強いので日射病や熱中症などにも注意が必要です。


 ■回答■
■質問■
これらの感染症にかからないようにするために大切なことを簡単にまとめてください。
 

感染症というのは体力が落ちたりして抵抗力の弱くなっている時に罹りやすいものです。夏は気温も高く、冷たいものを飲みすぎたり、食欲がなくなったりして体調を崩しやすい季節でもあります。

体調を崩したままプールなどにいくと、体の抵抗力が弱っているのでこれまで述べてきたような感染症に罹りやすくなってしまいます。

ですから、夏は特に体調に充分注意を払って規則正しい生活を送り、無理をしないことが大切です。

 ■回答■

 


 

 

 

 

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