
高血圧になったら
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■質問■ 高血圧になったら、何か自覚症状がありますか。 |
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よく言われるものに後頭部の痛み、頭の重い感じ、動悸、息切れ、めまいなどがあります。でも、全く自覚症状のない方もいらっしゃいます。そういう方は、無理をしたりしてしまうので、高血圧が重大化(悪化)したり、合併症が起こりやすくなってしまいます。 |
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■質問■ 合併症といいますと。 |
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高血圧状態が長く続くと血管がたくさん集まっている脳や心臓、腎臓に脳卒中や心筋梗塞、腎不全などの病気が起こってきます。血圧をコントロールするのは、二次的な病気を防ぐために必要なのです。 |
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■質問■ 血圧の薬は、一度飲み始めると、一生飲み続けなければいけないと、よく聞きますが。 |
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病院に行って血圧が高くても、最初から、薬がだされる事はほとんどないと思います。まずは、生活の見直しの指示がだされます。それでも再来時に、血圧が下がっていなければ薬がだされる事があります。 しかし、薬は補助的なものですので、薬を飲みながら、血圧を上げる危険因子に気をつけていく事で、血圧が下がってくれば、薬が中止になる事もあります。 また、夏は冬よりも血圧が下がりやすくなるので、夏場のみ、薬を減量したり、中止したりする事もあります。 いずれも、お医者様の指示がだされますので、自分勝手に薬を止めることは避けて下さい。 |
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■質問■ どんな事が危険因子となるのですか。 |
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肥満、過労、食べ過ぎ、ストレス、塩分のとり過ぎ、喫煙、大量のアルコール摂取、運動不足などがあげられます。 ですから、塩分を1日6g未満(高血圧治療GL2019)に抑えて、マグネシウムやカリウムなど血圧を下げる成分を多く含む海藻類や野菜を積極的にとり、バランスのいい食事を心がけたり、適度な運動をしたり、ストレスをためないようにしたりすることで、高血圧を悪化させないようにしましょう。 ただし、運動療法は、その方に応じた量がありますから、必ず主治医に御相談下さい。何事も使命感からではなく楽しみながら、行なう事が長続きの秘訣となります。もう一度、御自分の生活を見直してよりよい暮らしが続けられるようにしたいものです。 |
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