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高脂血症(脂質異常症)と赤ワイン健康法

 

■質問■
近ごろワインブームが続き、赤ワインには「ポリフェノール」が多く含まれ、健康に良い
という話がありますが、まずは高脂血症って何でしょうか。
 

高脂血症とは、血液中に脂質(脂・あぶら)が増加する病気です。
主に3種類のタイプがあります。

総コレステロールが高いタイプ、中性脂肪が高いタイプそして、両方高いタイプです。


 ■回答■
■質問■
コレステロールと聞くと悪いイメージがありますがどのようなものですか。
 

体の中に存在する大切な生体成分です。脂質の一種で細胞膜や性ホルモンを作る材料として、食べ物からの摂取のほか、肝臓で作られ全身に血液で運ばれ利用されます。
一般に、善玉コレステロール(HD)と悪玉コレステロール(LDL、中性脂肪)があり、この悪玉コレステロールが生活習慣病の原因として悪いイメージとなっています。


 ■回答■
■質問■
悪玉コレステロールについてもう少し教えていただけませんか。
 

悪玉コレステロールは、全身にコレステロールを運ぶ働きがあります。これが多すぎると血管の壁にコレステロールが付着し血液の流れを悪くしたり、血管の壁を酸化して血管をもろくしたりして動脈硬化の原因になります。

動脈硬化が進むと高血圧、眼底出血、糖尿病、など生活習慣病を引き起こしたり、ある日突然狭心症や心筋梗塞で生命の危機にもつながったりします。


 ■回答■
■質問■
コレステロールって必要なのですが怖いんですね。
 

悪玉コレステロールは、別名“The Silent Killer!!(ザ・サイレントキラー)”静かなる殺人者と呼ばれ前触れなく突然やってくるので日々の健康管理が大切になります。


 ■回答■
■質問■
それでは、高脂血症の治療と予防について教えてください。
 

3つの治療法があり、食事療法、運動療法、そして薬物療法があります。

このうち、食事療法と運動療法は予防としても活用できます。
            


 ■回答■
■質問■
食事療法は、どうすればよいのですか。
 

コレステロールを多く含む食べ物を控えめにします。コレステロールを多く含む食物は、卵黄、バター、マヨネーズ、ウナギ、エビ、イカ、レバー、魚卵(たらこ、すじこ)などです。タンパク源の摂取は、魚類や豆類を中心にします。

また、脂肪を減らします。しもふりの牛肉、豚肉などを鶏肉のささみ、魚類に切り替え、脂は、植物油を使用します。
海草類、キノコ類、野菜は、コレステロールの吸収を抑え排泄を促す働きがありますので、積極的に摂取するとよいでしょう。

糖分は、体の中で脂肪に変化するので果物や甘い物の摂りすぎに注意しましょう。
そして、全体のカロリーを減らし、太りすぎに注意します。アルコールの呑みすぎにも注意ですね。


 ■回答■
■質問■
テーマの赤ワインとは、どう関係があるのでしょうか。
一見するとアルコールはよくないようですが...
 
 

ワインを水代わりに飲む週間があるヨーロッパで、フランス人だけが狭心症や心筋梗塞の心臓病が極端に少ないことが“フレンチ・パラドックス”といわれ謎になっていました。

フランス人が主として赤ワインを飲むことに原因がありそうという論文が1992年に、赤ワインに含まれる“ポリフェノール”という化学物質が原因と推定される論文が1993年に発表されました。


 ■回答■
■質問■
そのへんをもう少し詳しく...
 
 


動脈硬化の原因が悪玉コレステロールであることをお話ししましたが、この悪玉コレステロールが血管内で酸化され、これをやっつけるマクロファージという貧食細胞が酸化された悪玉コレステロールをどんどん食べていきます。
そして、食べ尽くしたあげくに死滅し、この死体が血液壁を厚くもろくします。これが動脈硬化です。

赤ワインに含まれるポリフェノールは、悪玉コレステロールの酸化を
抑制する働きがあり、動脈硬化を防ぐといわれております。

しかし、現在は、まだ最終的なヒトでの確認はできておりませんので、防ぐ可能性があるということです。


 ■回答■
■質問■
良い働きがあるとしても、赤ワインにはアルコールが含まれていますが...
 
 

もちろんアルコールは、カロリーが高いので飲みすぎは、いけません。しかし、“酒は百薬の長”、適量を飲めば健康管理に役立ちます。

目安として食前にグラス1杯程度が宜しいかと思います。ポリフェノールは、赤ブドウの皮、色素、種に含まれますので、アルコールの飲めない人は、赤ブドウのジュースでもよいでしょうし、ポリフェノールを多く含む食品は、コーヒー、緑茶、チョコレートなどたくさんありますので上手に利用されたらいいですね。


 ■回答■
■質問■
なるほど。高脂血症の治療と予防でほかに注意することは、ありませんか。
 
 

病院で高脂血症の治療薬が処方されている人は、自覚症状がないからといって、薬の服用を自分勝手に止めないことが大切です。

また、薬の飲み忘れや、暴飲暴食に注意し、適度な運動を心がけることも大切です。
 


 ■回答■

よくわかりました。赤ワインをおいしく飲んで、上手に生活習慣病の予防に役立てたいと思います。
 

 

 

 

 

 

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