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根気が良薬、水虫退治

 

■質問■
汗をジトーッとかき始める季節になると、思い出したようにぶり返してくるのがあの身をよじるようなむず痒さ。
日本人の約1500万人がつきあっているといわれる「水虫」とはいったいどういった物なのでしょうか?
 

いわゆる「水虫」というのはカビの一種である白癬菌(はくせんきん)が、足の表皮の角質層と呼ばれる場所で増え広がる事によって起こる病気「足白せん」のことです。「水虫」を起こす白癬菌には何種類かありますが、ほとんどは足の指の間にできて、かゆみがあり次第に赤みをおびて炎症をおこす猩紅色(しょうこうしょく)白癬菌と、マットから足の裏にうつってくるケースが多い趾間(しかん)白癬菌の二種類と考えられています。


 ■回答■
■質問■
「水虫」がカビ仲間というのは、わかりました。
しかし、なぜ春から夏にかけてが「水虫の季節」なのでしょうか?
 

白癬菌が発育するには、温度、湿度、栄養の三つが必要で、特に温度と湿度に関しては春から夏にかけての条件、気温が20度前後でうっすらと汗をかくこのシーズンこそ彼らの最も活動しやすい環境なのです。ここに「水虫」退治の2つのポイントがあります。

まず温度、白癬菌は冷凍しても死滅はしませんが15度以下になると活動を停止してしまいます。もし、患部が足であれば患部を冷涼に保つためにサンダルやスリッパを利用し、涼しい環境を作り白癬菌の活動をおさえましょう。

また、彼らは、乾燥にいたって弱く、白癬菌の宝庫であると言われるバスマット等は十分に乾かすことにより他に広がることが防げます。


 ■回答■
■質問■
「水虫」は治りにくいと言われていますが、なぜなのでしょうか?
 

「水虫」が治りにくいのは治療が中途半端になりやすいからです。

といいますのは、白癬菌は皮膚角質層の間に住みつき、菌糸という手足を張り巡らし、皮膚の内側を刺激してみたり皮膚をはぎ取ったりして悪さをはたらきます。

そこに水虫薬が退治にやってくるとすぐに手足を切り離し、卵の殻のようなものに隠れてしまい、それ以上の攻撃から身を守ります。

卵の殻に隠れている間は悪さができないために、かゆみや赤みは治まってきて人々はさも「治った」と勘違いし、治療を止めてしまうのです。


 ■回答■
■質問■
それで、忘れたころに再び卵の殻から抜け出して悪さを働くわけですね?
 
そうです、そこが勝負の分かれ目です。本来角質層は、古くなると表面から順次老廃物として体の外へ剥がれ落ちて行きます。水虫薬を続けることにより卵の殻に閉じこもったまま古い角質層とともに体の外へ捨てることができ、後に1つたりとも残っていなければ初めて治ったと言えるのです。

 ■回答■
■質問■
それでは、水虫の治療薬について教えてください?
 
足の水虫に使用されるのは、医師からの処方箋により薬局で調剤してもらう「医療用」のものと、薬局・薬店で購入する市販薬「一般薬・大衆薬」とがあり、主に使用されるのは外用薬になります。
外用薬としては、クリームや液状、スプレータイプなどの種類があり、成分もいろいろですので、購入する場合は、薬剤師などに相談して自分の水虫にあった適切なものを選んでください。
かゆみがなくなっても1ヶ月程度は使用する必要がありますし、根治させるには期間が必要です。

 ■回答■
■質問■
水虫の外用薬の効果的な使い方を教えてください?
 

まず、使用回数を守ってください。そして、塗る前には、患部を清潔にしておき、入浴後などでは、十分乾燥させてから使用してください。
塗るときは、厚く塗りすぎないように、患部の周囲まで広めに塗ってください。
そして根気よく、根治にはかゆみがなくなってからも続けることが必要です。
使用していて、かぶれや化膿、水虫の状態がひどくなったりした場合は、お薬の使用を中止し、皮膚科へご相談ください。
また、水虫の状態が改善しない場合も皮膚科へご相談ください。

 ■回答■
■質問■
水虫の予防対策について教えてください?
 

清潔と乾燥が大事です。
足の指の間もていねいに石けんなどで洗浄しましょう。傷などがあるときはぬるま湯で洗います、ナイロンタオルなどでゴシゴシしてはいけません。
洗った後は、水分をよく拭き取り乾燥させましょう。
通気性の良い履き物、吸湿性の良い靴下を使ってください。
家の中のスリッパなども清潔にし、共有しないようにしましょう。
感染しやすい場所(スポーツ施設や入浴施設などのバスマットやスリッパなど素足で歩く場所)を利用した場合は、帰宅後足を洗いましょう。
もし、水虫になったら、家族にうつさないよう注意してくださいね。

 ■回答■

 

 

 

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