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糖尿病と薬(2)

 

■質問■
糖尿病とは、血糖を下げる働きを持つインスリンというホルモンの量の調節がうまくいかずに
血糖の高い状態が続くということだったのですが、ほっておくとどうなるのでしょうか。
 


糖尿病は軽いうちは自覚症状はありません。しかし、血糖の高い状態が続くと、喉が渇く、尿が多く出る、お腹が空いてよく食べる、だるい、食べても痩せてくるなどの症状が出てきます。糖尿病の怖いのは合併症です。放置していると、全身のさまざまな臓器に障害をもたらします。特に、神経障害、網膜症、腎症は三大合併症と呼ばれています。神経障害は、手足の痺れや痛みなどに始まり、足が冷たい・ほてり、こむら返り、たちくらみ・めまい、下痢や便秘などの症状がでてきます。網膜症は自覚症状のないまま進行し、5〜10年たつうちに、眼底出血をおこし網膜剥離で失明する場合もあります。腎臓の働きが低下してくると、尿に蛋白が出るようになり、進行すると手足や顔がむくんできたり、だるい、疲れる、吐き気がする、息苦しいなどの症状が現れます。これは糖尿病発症後10年前後といわれ、人工透析を受けなければ生命を維持することができなくなる場合もあります。また、足の壊疸も合併症の一つで、足を切断しなければならないこともあります。


 ■回答■
■質問■
糖尿病にはタイプがあると聞きますがどのようなタイプがあるのでしょうか。
 
糖尿病は大きく分けて、1型と2型があります。1型は膵臓のインスリンを作り出す細胞(β細胞)が破壊されて、インスリンが分泌されていないタイプです。2型はインスリンの分泌低下や分泌されていてもインスリンの抵抗性により作用が不足しているタイプです。40歳以上に発病しやすく、多くの日本人(95%位)はこのタイプです。
 ■回答■
■質問■
糖尿病の治療の方法はどのようなものですか。
 

糖尿病の治療は、食事療法、運動療法が基本です。補助的に薬物療法を行います。食事で余分なエネルギーを摂らないように、栄養バランスのとれた食事をこころがける事。運動することで余分なエネルギーを消費すると血糖値は下がります。運動は、速足程度で、1日15〜60分位、食後1〜2時間以内に、週3〜5回行うことがベストです。薬物療法はインスリンを注射で補充するインスリン療法と薬をのむ経口剤療法があります。注射はペン型が主流になり便利になりました。


 ■回答■
■質問■
血糖を下げる飲むお薬について教えて下さい。
 

内服薬は、膵臓に作用してインスリンが分泌されるように働きかけるスルホニル尿素剤、余分な糖はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられているのですが、このグリコーゲンから糖に変わる作用を抑え、筋肉でたくさん糖を消費するようにするビグアナイド剤。食物からの糖の吸収を遅らせることで、食後の急激な血糖の上昇を抑えるαーグルコシダーゼ阻害剤。肥満などでインスリンの効きが悪くなっている状態を改善するインスリン抵抗性改善剤などがあります。以前は、スルホニル尿素剤とビグアナイド剤だけでしたが、最近はαーグルコシダーゼ阻害剤とインスリン抵抗性改善剤が増えて治療の選択肢が増えました。


 ■回答■
■質問■
血糖降下剤の副作用について教えて下さい。
 

血糖降下剤(インスリン注射、内服剤ともに)で一番気をつけなければいけない副作用が低血糖です。薬が効きすぎたり、食事の時間が遅れたり、普段より多く運動したときにおこりがちです。強い空腹感、ふるえ、動悸、発汗、脱力感、眠気、頭痛、目がかすむなどの症状です。低血糖の症状が出た場合、すぐに砂糖やブドウ糖を摂取して下さい。


 ■回答■
■質問■
糖尿病はどうしたら、予防できますか。
 

糖尿病の多くは2型(インスリン非依存型)で、加齢のほか日常の生活習慣が誘因となって発病するため「生活習慣病」といわれています。食べ過ぎ、運動不足、ストレスや過労、アルコールの飲み過ぎなどです。また、糖尿病になりやすい体質も影響します。最近では、5人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍ともいわれます。体質は自分で変える事が出来なくても生活習慣は変えられます。血縁に糖尿病のある人、肥満の人、運動不足の人、ストレス過剰な人などは、とくに糖尿病やその合併症を予防するために、ぜひ自分の生活習慣を見直しましょう。そして、40歳以上の人は、年1回の検診(検尿と食後の血糖)を必ず受けましょう。


 ■回答■

 

 

 

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