
慢性関節リウマチについて
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■質問■ リウマチとは何ですか。 |
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主に関節が痛んで腫れるという症状が現れますが、リウマチは全身の炎症性の疾患です。炎症、腫れが続くと、関節の変形、破壊が進み、最終的には身体障害にまで至る病気です。例えば関節性肺炎、血管炎がおきます。現在リウマチにかかっている患者さんは全国で60万人とも推定されますが、主に30代〜50代の女性に発症しやすく、男女の比率は1:4と女性に多い病気です。
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■質問■ リウマチの原因は何なのでしょうか。 |
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現在の所解明されていませんが、ある特定の体質の人が、ストレス、ホルモンを含めた環境からの影響で内分泌系に変化をおこしたり、ウイルスに感染したりする事が引き金となって免疫異常が生じ、慢性的に全身の多くの関節が炎症をおこすのではないかと考えられています。 |
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■質問■ 発病のきっかけや、具体的な症状はどんなものがあるのでしょうか。 |
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過労、ストレス、ウイルス感染でリウマチが発症します。又、今までリウマチにかかっていない人が出産後に発症する患者さんもいます。初期の頃には、関節以外の症状、倦怠感、食欲不振、体重減少、発熱といったものがみられます。 その後、起床時の手足のこわばり、さらには関節がはれたり、痛んだりして、次第に複数の関節に症状が出ます。この中の関節痛で、左右対称に症状が現れるのが(例えば、右手が痛い場合左手が痛くなる)これが慢性関節リウマチの特徴です。 |
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■質問■ それでは、症状に気づいたらどのような対処をしたらいいのでしょうか。 |
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症状に気づいたら、できるだけ早く病院で診察を受け、抗リウマチ薬による早期の薬物療法が骨破壊の進展を抑えるという意味からかなり重要だと思います。 この病気は、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、徐々に悪化していくこともわかっています。これらの背景には、精神的な要因も大きく関係しているため、患者さん本人だけでなく、ご家族の方など、周囲の方の理解も必要になってくると思います。 |
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