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健康食品「やせ薬」による健康被害について

 

■質問■
今日は健康食品「やせ薬」について、お話を伺います。
まず、今全国的に健康食品「やせ薬」による健康被害が問題になっていますが。
 
紆之素・嚢(せんのもとこうのう)や茶素減肥(ちゃそげんぴ)等のダイエットをうたった健康食品による肝機能障害や甲状腺障害で全国で4人の死亡者を含め、700名を超す被害者が出ています。

 ■回答■
■質問■
宮崎県でも被害者が出ていると聞いていますが。
 

はい。美一番、蘭樹(らんしゅ)、ハイパータイト、シティングというダイエット食品で健康被害が報告されています。肝機能障害で入院された方もいらっしゃいます。


 ■回答■
■質問■
問題の中国製のダイエット食品には、どんな薬物が入っていたのでしょうか。
 
フェンフルラミン、N-ニトロソフェンフルラミン、甲状腺ホルモンが混入されていました。

 ■回答■
■質問■
耳慣れない名前ですが、どのような薬物なのでしょうか。
 

フェンフルラミンは食欲抑制作用がありますが、心臓弁膜症などの重大な副作用があり、日本では薬としても承認されていません。


N-ニトロソフェンフルラミンはこれまで使われたことがないので薬理作用や毒性が分っていませんが、今回の肝機能障害の原因物質ではないかと考えられています。

甲状腺ホルモンは医師の指示の下に服用する甲状腺機能低下症に対する治療薬であり、連用により甲状腺機能亢進症や心臓への影響や精神異常などの副作用があります。






 ■回答■
■質問■
副作用を聞くと怖くなりますね。
 
いわゆる「やせ薬」でどんどん痩せると言うことは、これらの薬物の作用により体に障害が出た。つまり生命に危機が迫っているんだと考えるべきではないでしょうか。

 


 ■回答■
■質問■
食事制限もせず、楽に痩せられる夢のダイエット食品など無いと言うことですね。
この他にも問題になった健康食品はありますか。
 

同じダイエットをうたったお茶に下剤として使うセンナという生薬(薬草)がはいっていた例もあります。


また、つい先日宮崎県内で、消炎鎮痛剤であるインドメタシンと副腎皮質ホルモン剤であるデキサメタゾンという医薬品を含有した健康食品により血糖値が急上昇するなどの健康被害が報告されています。



 ■回答■
■質問■
ところでこれらの健康食品はインターネットで個人輸入していたものもあるとお聞きしましたが。
 
 

最近利用者が増えているインターネットでの通信販売や輸入代行業者から入手していたものも多いようです。個人で使用する量に限って輸入できますが、健康食品と思っていたら今回のように医薬品成分や有害な薬物が含まれていることもあります。

また、問題になるとインターネット上から販売業者が消えて、問い合わせ先や責任の所在が分らなくなることもありますので、十分な注意が必要です。


 ■回答■
■質問■
健康食品というといかにも健康にいいというイメージがありますよね。
 
 

健康食品はあくまでも食品であり、病気の治療や緩和の目的でしようするものではないので、誇大な広告や宣伝に惑わされないように注意して頂きたいと思います。

また、購入の際には?どこの製造所で?どんな原料を使っているのか確認することが大切です。効果があるのはどんな理由なのか等製品についてきちんと説明してもらって納得して購入するようにしたいものです。


 ■回答■
今日は今全国的に問題になっています健康食品についてお話をお伺いしました。
お問い合わせは、最寄りの保健所にお願いします。
 

 


 

 

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