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風邪退治の薬膳

 

■質問■
「風邪退治の薬膳」について教えてください。
 
 

「夏のつかれをいやす薬膳」で、薬と食物はその源はひとつであるという「薬食同源」の基本的な考え方についてお話しました。
そして、「薬膳」が決して特別なものではなくて、普段家庭で食べている食事が、使い方によって、素敵な健康料理になることをお話しました。

つまり、体質、体調にあわせて、食材、調理法を考えることが大切だと言うことでした。
食材には、それぞれの食能(効果)のほかに、
酸っぱい、苦い、甘い、辛い、鹹(塩辛い)の五味
寒、熟、温、涼、平の五性
一人ひとり違った体質があるということ、
たとえぱ、冷え症の人と、熟症の人とは、食物食べ方が違うということです。
冷え症の人には、体を暖める食物を、熱症に人には、体を冷やす食物をまず考えればよいわけです。








 ■回答■

■質問■
具体的には風邪退治の薬膳とはどんなものですか

 
 

「クシャンときたら風邪鍋を・・・」と題して、特製「風邪鍋」をご紹介します。
食材は、
白菜、春菊、葱、大根、人参、
椎茸、本しめじ、えのきだけ、
豚肉、豆腐、油揚げ、お餅・・・
鍋のスープは、かしわのがら、昆布、かつおぶし、別々にとって・・
そしてたっぷりの薬味を加えてあつあつでおめしあがりください。



 ■回答■
■質問■
これは、ごく普通の鍋ですよね・・・?
 
 

そうなんです。では、ちょっと種明かし・・たとえは
ハクサイ(甘・寒)は、
熱証を改善して、健胃、便秘解消に役立ち、咳や痰の緩和に効果的です。
ネギ(辛・温)は、
風邪のためのスーパーマン的野菜.白い部分は薬として用いられ、風邪のひきはじめなど発汗させて治すような場合によく効きます。
ダイコン(甘、辛・平)は、
風邪の予防にかかせません。消化をよくし、咳を抑えます。
フタ肉(甘、鹹・平)は、
陰を補し、体液を満たし、咳にもよく効きます。
シュンギク(辛、甘・平)は、
胃腸を丈夫にし、また、消化をよくします。咳や痰をとめ、血圧を下げ、精神を安定させる働きもあります。









 ■回答■
■質問■
ということは、普段食べる食材にも、いろいろな働きがあると言うことですか?
 
 

そうです、伝統的な食材・調理法・・・おふくろの味にすぼらしい健康料理へのヒントかあるということなんです。
三度三度の食事の大切さ、体調を考えながらの調理が本当はとても大切なことです。
もちろん、「風邪でのどが補いときにキンカンの砂糖煮がいい」・・おばあちゃんの知恵も、ためす価値があります。わたしも「キンカンの砂糖煮」の愛用者です。咽痛、せきどめに使って重宝してます。


 ■回答■
■質問■
簡単に作り方を教えてください。
 
 

キンカン(酸・平)
キンカンの砂糖煮
材料(4人分)
キンカン30粒砂糖1カップ水2カップショウガ1片
作り方
1 キンカンは、たっぷりのお湯で3回くらいゆでこぽして、アクを抜く。

2 鍋に砂糖と水、ショウガの千切りと1のキンカンを入れ、弱火でゆっくり1時間ほどつやよくとろんとなるまで煮含める.
風邪の予防には、うがい、マスク、手洗い・・そして暖かいものを食べて、ゆっくり休むことがいちばんです。

           
風邪鍋の食材について

・白菜(甘・寒−1)
鍋に欠かせない食材です.よく煮てたべると消化もよく、体の中の余分な熱を冷まし、小便の通りをよくし、便秘解消にも役立ちます.また、胃に熱があってお腹や胸のあたりがもやもやした感じのあるときにも効果的です.

・春菊は、(辛・寒±0)
胃腸を丈夫にし、また消化をよくします.胃腸の弱い人、消化の悪い人、痰のたまりやすい人、腹部のはった感じのとれない人、食欲不振の人、ゲップの出る人にすすめたい食物です.このほか、咳きを鎮め、痰を止め、血圧を下げ、精神を安定させる働きもあります.
香を逃がさないようにさっとゆでるのが、コツです.

・葱は、(辛・温+2)
葱の特有の香は、消化液の分泌を促す働きがあります、また植物繊維も多く便秘にも効果があります.
漢方では、葱の白い部分を葱白と呼んで漢方薬としてつかいます.
中国の本草書には、「風邪で悪寒、発熱し、汗が出ず、頭痛がして、顔がはれるものを治す」とあります.つまり、風邪のひきはじめで、体の表面に病症があるときに汗をかかせて治そうとするのです.

‘大根は、(甘・辛・平)(煮;甘平±0/生;辛寒±0)
大根は、胃を丈夫にし、消化を促進させ、咳きを止め、痰を出やすくさせるほか利尿の働きもあります.

・豚肉は、(甘・鹹・平)〈甘平±o、鹹平+0.5)
豚肉は、体液が不足したのを補い、乾燥性の便秘や咳、肌に潤いのない人に向いています.とくに内臓を丈夫にし肌のかさつきを治し、便通を詞えます.

・人参は、(甘・辛・微温)
人参は、生で食べても、煮て食べても、五臓をあたため、うるおし、血を補う働きかあるので、病気で体力のない人、お年寄りや虚弱体質の子供が常食すると効果です.人参は、胃を丈夫にし、消化をよくする働きがあります.

・椎茸は、〈甘平±0)
椎茸は昔から中国では、気力を補い、胃の消化カを増すので年寄りで体の弱い人長い病で気力のなくなっている人に適します.

















 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 ■回答■

 

 

 

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