一般社団法人 宮崎県薬剤師会
関連リンク集 宮崎県薬剤師会facebook サイトマップ

 
トップ  >  体のこと  >  30歳過ぎは肥満への曲がり角



30歳過ぎは肥満への曲がり角

 

 
30歳過ぎた頃から、食べる量は同じなのに、1kg、2kgと徐々に体重が増え、今ではすごいことになってしまった。という方が結構いらっしゃいます。

■質問■
私の周りでも、気になってる人がいますが、なぜなのでしょう?
 

まず、体重の変動は、使うカロリーと食べるカロリーの差で起きます。使うのと食べるのが同じカロリーであれば、体重は変わらないですよね。

ところが、外食の回数が増えるなど、食べる量が増えたり、使うカロリーの減少、まず基礎代謝の低下があります。年齢とともに、内臓の働きや血液の循環や呼吸などがゆるやかになるからです。そして、とにかく忙しく体を動かすことがなくなります。こういったことが、太る共通の原因といえます。


 ■回答■
■質問■
他にも何かありますか?
 

年々、増加傾向にありますが、ストレス性肥満です。何か悲しいことや、いやな事でストレスがたまると、甘い物などを食べてしまいます。確かに物を食べると、幸せな気持になるのは、みなさん経験があると思います。

それはドーパミンと呼ばれる神経伝達物質が出るからなのです。これは、楽しいことやうれしいことで心が高揚した時などに分泌されるのですが、あまり変化のない生活を送っていると、食べることで、これを補うようになります。それも何故か甘い物なのです。きゅうりとかキャベツなら太ることもないのですが…。というのは、甘い物つまり糖質を取ると、脳の中のセロトニンといわれる物質が増え、心を落ち着かせる働きがあるとされています。

            


 ■回答■
■質問■
『ただ飲むだけでやせる薬』というのはないのですか?
 


結論から先にいうと、市販ではありません。
唯一、日本で存在するやせる薬とは、食欲抑制剤といわれ、病院で高度肥満症に使用しますが、とても厳しい制約の上での使用が義務づけられています。 

女性誌や広告など、毎日のようにダイエット食品で「一週間で10キロやせる!」とか「いくら食べてもやせられる」とか夢のような事が書いてありますが、不法に医薬品成分が混入されていたり、成分不明の場合もありますので、飛びつくのは危険です。

ダイエット食品を利用する時は、キャッチコピーや誇大広告にまどわされずにできれば専門家の指導のもとで選んでいただきたいと思います。


 ■回答■
■質問■
はい、わかりました。では、実際にやせる方法を教えて下さい。
 

まずは、己を知ることです。こわくても体重計に乗りましょう。一日2回、朝起きてすぐと寝る前です。この時注意するのが、ふつう夜の方が重いのですが、その差が1kg以下であることで、それ以上の時は食べ過ぎかもしれませんね。逆に朝が重い方は、むくみがあるのかもしれません。そして、夜寝る前3時間は、食べたり飲んだりしないほうが内臓もゆっくり休めて翌朝が爽快に迎えられます。

次に、運動です。ゆるやかな運動、ウォーキングやダンベル、ストレッチなどがおすすめです。初めは10分ぐらいからでもよいですが、慣れたら継続して20分以上されると脂肪も燃焼しやすくなります。

そして、水分を一日に1リットル以上は摂りましょう。皮下脂肪の燃焼に必要ですし、脂肪が分解される過程で生じる疲労物質や老廃物を排泄しなければいけません。そうしないと、ダイエット中に頭痛や肩こり・筋肉痛が起きたり、痩せにくくなります。水分とは、お水、お茶類(ただし使えない物もあります)などノンカロリーのものにしましょう。念のため、アルコールは液体ですが水分ではありません。

最後に一番重要で一番困難な食生活の改善です。食べるカロリーを減らしていかなければ、今お話した事だけでは、なかなか結果がでません。もちろんカロリー計算しながらというのが理想ですが続きませんので、通常このように簡単な食事指導をしています。

まず、食べるスープを必ず一品ちょっと大きめのお椀でなるべく食事の始めの方で飲んでもらいます。この中には旬の野菜など最低10種類の具をいれ不足しがちな食物繊維やビタミン、ミネラルを摂ります。カロリーが少ない上にお腹も満たします。

そしてご飯適量、タンパク質一品という具合で、あとは体質に合わせて卵や乳製品を加えます。そうすると、だいたい一日1500kcalほどに抑えられます。これで、月1kgほどの減量を成功させるのは、そんなに難しくはありません。

無理・無謀なダイエットは危険です。体に必要な栄養素はしっかり摂るようにしてください。


 ■回答■
■質問■
そのほかにダイエットの際に注意することはありますか?
 

絶食や単品のみ例えば、りんご、卵、コーヒーなどそれだけというのは危険です。
また、減量のための利尿剤や下剤の使用は無意味です。痩せない上に身体を壊しますので今すぐやめましょう。

そして一週間ぐらいでは痩せませんので、がっかりせず続けましょう。必ずいい結果がついてきます。できれば体脂肪測定を定期的にされると、体重の減少がなくても体脂肪が減っていることがよくあり、それが励みになります。

バランスの良い食事と適度な運動で美しくダイエットに取り組んでください。

 ■回答■

 

 

 

一般社団法人 宮崎県薬剤師会
〒880-0813
 宮崎市丸島町2-5 地図
TEL 0985-26-7755
FAX 0985-25-8069
miyasys0@miyayaku.or.jp

医薬分業支援センター 薬事情報センター
〒880-0813
 宮崎市丸島町2-5 地図
TEL 0985-27-0129
FAX 0985-29-8127
miyasys3@miyayaku.or.jp


日本薬剤師会