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お薬手帳の活用について

 

■質問■
「お薬手帳」、「健康手帳」をお持ちの方が多くなりました。
どのような手帳なのか、どの用に活用するのかお話下さい。
 
 

はい、「健康手帳」はお年寄りの方が通院に携帯しているのをお見受けしますが、高齢者の方だけでなく、健康増進法に基づき40歳以上の方に市町村の健康管理課でどなたでもいただけるものです(厚生労働省のホームページからもダウンロード可能です)。その手帳に、健康診査、健康教育・健康相談の記録を記入できます。
また、健康づくりのポイントが12ページにわたって綴られています。

「お薬手帳」は、かかりつけ薬局独自で発行されているものもあり、お渡しするお薬の名前や服用法を記帳して希望される方々に差し上げています。 


 ■回答■
■質問■
お薬手帳には、どのような目的(利点)がありますか?
 
 

お薬を服用されるご本人に医師が処方したお薬の名前、飲む量、またいつ何回服用するか、服用法を記入して薬歴として残します。

Ex:風邪薬○○○/1日3回毎食後に1包ずつ/○日分/
頓服、痛いとき、発熱時、1回1錠、何回分

この記録によってどのような薬をどのくらい服用されているかがわかります。

他の病院、医院、歯科医院などにかかる時、お薬を持参しなくもこの手帳を見せることによって同じ薬が重なっていないか(重複投与)など、確認することができます。


 ■回答■

■質問■

「お薬手帳」によって、○月○日どの病院で何の薬をもらった、
また、いつから飲んでいるなど、知ることができるわけですね。
薬の名前を覚えていなくても記録されているので安心ですね。
この手帳を役立たせるために、どのように活用すれば良いでしょうか?
 
 
病院や医院、歯科医院に行った時は、毎回必ず提示して下さい。
また、薬局でお薬をもらうときも提示し、記帳してもらいましょう。近頃はお薬の説明のプリントを渡されることもあります。それを貼っておくことも良いことです。市販のお薬も記入しておきましょう。
また、お薬を服用して気になることがありましたら手帳にメモをして質問して下さい。

 ■回答■
■質問■
「お薬手帳」を活用されている方の反応はどうですか?
 
 

私どもの薬局では平成7年頃からお渡しして記帳を続けています。他の医療機関にかかるとき、いつも飲んでいる薬を聞かれてもわからないことがあります。そのようなとき、薬の持参を忘れても「お薬手帳」を提示することによってすぐ服用歴がわかり、先にお話したように重複投与や相互作用をチェックし副作用を防ぐことができます。
この手帳の活用をドクターにも賛同していただいておりますし、ご本人にも、大変助かる、便利だと喜んで頂いています。

Ex:血栓予防薬の服用を続けていて、歯科で抜歯をしなければならないときや、眼科で手術を受けるときなど、ドクターからの適切な指示を受けることができます。

今、「お薬手帳」、「健康手帳」をお持ちでいらっしゃる方、どうぞ活用していきましょう。また、手帳のご利用を希望される方は、薬局でおたずね下さい。小さな働きが大きな事故を防ぐことができます。お薬をより安全に服用することで健康で明るい毎日を過ごしましょう。


 ■回答■

 


 

 

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