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かかりつけ薬局について〜1

 

■質問■
「かかりつけ薬局」について教えてください。
まず最初に「医薬分業」についてお尋ねします。
 
 

「医薬分業」とか「院外処方箋」と言う言葉は聞かれたことがあるとおもいますが先進国のほとんどが実施しており、長い歴史を持つ制度です。

県立宮崎病院も平成9年の夏からこの制度をスタートさせており、民間の医療機関も含めると、多くの県民の皆様が経験されていると思います。

それは、医師が診察し、その治療に必要な薬を、「処方せん」という「薬の指示書」を発行する。それを患者さんは町の薬局に持っていき、薬局の薬剤師はその指示書通りに患者さんに薬を渡し、説明する。診察と薬を別々の機関でする。これを「医薬分業」と言います。


 ■回答■
■質問■
診察はお医者さんで、そして薬は街の薬局でということですね。システムは分かりました。
でも二度手間で面倒ですね。どうして分業が必要なのですか。
 
 

昔は「お医者さんが薬で儲かるシステムでは薬漬けになるから...」とか「限られた在庫品だと必ずしも患者さんにベストの薬が処方されないから...」ということが分業の理由でした。

もちろんそれも少しはありますが、現在は医療が高度化し、それに伴って新しい薬もどんどん開発されております。薬剤師が薬の専門家として協力していくことが「薬の安全使用・適正使用」につながると判断されるからです。


 ■回答■
■質問■
薬の安全性を確保するために医薬分業はあるのですね。
 
 

そうです。薬は異物です。化学物質です。ですから組み合わせによっては大きなトラブルも起こります。内科で抗ガン剤をもらっている患者さんが皮膚科で抗ウイルス剤をもらって一緒に服用して死亡した事故がありますが、このような相互作用を起こす組み合わせはほかにも結構あります。

だから、どこの病院で処方せんをもらっても1つの薬局で薬をもらう、チェックしてもらう、記録に残してもらう。そしてかって飲むのもその薬局でというようにされるとよいですね


 ■回答■
■質問■
処方せんは、どこの薬局に持っていってもよいのですか。
 
 
どこの薬局に持っていくかは患者さんの自由です。ですから、自宅や職場の近く、便利のよいところに行き着け薬局、かかりつけ薬局を1つもたれることをおすすめします。二度手間を生かす工夫をしてください。
 ■回答■

なるほど便利なところに「かかりつけ薬局」を持つ、
そして自分の薬について管理から相談までしてもらう、これが大事ですね。

 


 

 

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