一般社団法人 宮崎県薬剤師会
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もしかしたら副作用?

 

■質問■
今回は、もしかしたら副作用?という事でお話して下さい。
私たちは普段薬を服用している中で副作用なのにそれに気づかない事があるのですか?
 
はい、そうですね。例えば血圧を下げる薬の中には、服用後に顔が熱っぽくなったり、頭が痛くなる事があります。薬を飲んでいるのに血圧が高いのかなぁ〜と勘違いして精神的に心配したり、薬を多めに服用する方もいます。

 ■回答■
■質問■
その他にどんなものがありますか?
 
最近の患者さんの例えですと、50才の高血圧の患者さんで仕事中、夜間を問わず咳が良く出るので風邪ではないかと思いこみ、市販の咳止め薬を長期に渡って飲んでいる方がいました。

 ■回答■
■質問■
それは結局、副作用だったのですか?
 
そうです。血圧を下げる薬の中には、副作用として痰のからまない咳が出るものがあるのです。
 ■回答■
■質問■
そのほかにはどんなものがありますか?
 
そうですね、睡眠薬を飲んでいる方が、朝、目が覚めた時にめまいがしたりふらついたりする事も実は薬が原因となっていることがありますし、まれに、お年寄りの方で脳梗塞や脳出血後遺症の患者さんで妄想や暴言などをひきおこしたりすることもあります。

 ■回答■
■質問■
副作用というのは、そのお薬自体のみに起こりうるものですか?
また、お薬だけでなく、他に何か原因となるものがあるのでしょうか?
 

はい、例えばお薬を1種類のみ服用している時は何も症状が無かったのが、2種類になってから出ることもありますね。

これを防いだり注意するためには、複数の病医院に受診してもお薬をもらうところを1つの薬局にするということです。これが「かかりつけ薬局」というものです。

同じ作用を持ったお薬が、複数の病医院で同時に処方されていても事前に中止したり、飲み合わせにより起こりうる副作用を予測することができます。

また、お薬の飲み合わせに限らず、私たちが普段何気なく食べている食品や、アルコール・喫煙によりお薬の作用が強く出たり、弱くなったりすることがあります。


 ■回答■
■質問■
私たちの生活の中でも、注意することがあるんですね。具体的によくあるものは何ですか?
 
タバコ・アルコールの摂取により血圧が上がったり、胃酸の分泌が増える事があるので、胃薬や血圧の薬を服用している方は注意が必要ですね。他に、コレステロール値を上げることもあります。

 ■回答■
■質問■
そうですか。私たちが行きつけの病院・薬局にどうしても行けない事があれば、
どういったところに注意が必要ですか?
 
 

はい、いつも飲んでいるお薬の名前と、アサ・ヒル・ユウ・寝る前のいつ飲んでいるのかチェックして持っていきましょう。これは大事な事なので心がけるとよいですね。

もし、現在服用しているお薬がわからない方は、いつもお薬をもらっている薬局でお薬の表をもらうと良いですね。今はどの薬局でもお薬の表を出して説明しています。


 ■回答■
■質問■
それでは、私たちはどういうことに気を付けたらよいでしょうか?
 
 

はい、今まで副作用の事ばかり話しをしてきましたので、話しを聞いた方の中には「薬は副作用が多いから飲まない方がいい。」と思われて方もいらっしゃると思います。

しかし、お薬というのは血圧の維持、血糖値の維持と人の生命に係わる部分をコントロールしていますので、先生の処方された薬をきちんと飲む事がまず一番大事ですし、規則正しい服用が副作用を防ぎます。

それに、副作用の起こる確率というのはとても低いものです。ですから、安心して服用されて「何かいつもと違うなぁ」と思ったら、行きつけの薬局の薬剤師にお薬との関連性について聞かれる事をおすすめ致します。

また、お薬だけに限らず、普段の生活の中で健康に関する疑問があればどうぞいらして下さい。私たちはいつでもお待ちしておりますので、お気軽にご相談下さい。


 ■回答■

 


 

 

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