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血液製剤のはなし

 

■質問■
血液製剤というと、すぐ輸血を連想しますがどういった製剤があるのでしょうか。
 
血液製剤は大きく分けると、いまおっしゃられた輸血のための血液製剤と、血液を原料として作られる血漿分画製剤があります。きょうは、一般の方になじみのある輸血のための血液製剤のお話をさせて頂きます。

 ■回答■
■質問■
お願いします。まず、輸血というとテレビや雑誌などで患者さんのベッドのそばに赤い液体の入ったバックが
つるされているのを目にしますが、あれが血液製剤ですね。
 

はい、赤いバックはたぶん赤血球製剤だと思われます。人は病気やけが等で赤血球が減ると、呼吸によって取り入れた酸素をからだ中に運ぶことが出来なくなり、息切れやめまいが起こり場合によっては死に至ることもあります。そこで、赤血球の補充が必要になります。

 ■回答■
■質問■
人は酸素がなければ生きていけませんが赤血球は酸素の運び屋という大事な役目があるわけですね。
その他にはどういった製剤がありますか。
 

血液を静かに置いておくと、赤くみえる赤血球が下に沈み、透き通って黄色くみえる上澄みができますがこれを血漿といいます。この血漿を凍らせた製剤を新鮮凍結血漿といって、使用直前に溶かして投与します。

 ■回答■
■質問■
どういったときに使うのですか。
 

けがをして出血するとやがて血液は固まり傷口はふさがります。これは血漿の中に出血したとき血液を固めるための因子が含まれているからです。大量の出血や病気等でこの因子の少なくなった患者さんに使われます。

他にも血小板といって、これも血液の病気や化学療法の影響などで血小板の量が減少している患者さんに投与する製剤があります。


 ■回答■
■質問■
街で時々献血の車をみかけますが、血液製剤をつくるために集めているわけですよね。
献血した後、血液製剤はどのようにして作られるのですか。
 
まず血液を遠心分離機という機械を使ってすみやかに分離します。するとその成分は、比重の重い順に沈みますので、各成分ごとに分けて保存液を加えたり、凍らせたりして製造します。

 ■回答■
■質問■
献血された血液をそのまま輸血しているわけではなく、血液は異なった機能をもつ成分ごとに分けられ、
必要に応じた成分を患者さんに輸血しているのですね。
ところで血液製剤というと“なまもの”という印象がありますが、それぞれの製剤の使用期限は同じですか。
 
いいえ、それぞれ違います。採血日すなわち献血された日から数えて、血漿は凍った状態で1年間、赤血球製剤は21日間、血小板は72時間です。


 ■回答■
■質問■
72時間とは短いですね。
 
 

そうですね、血液の成分の機能は血管の中を流れているときと、体の外に取り出されたときでは大きく異なります。血液センターでは、この機能をできるだけそこなわないように工夫をして保管しています。血液製剤が他の医薬品と大きく違うところは、人工的に合成できるものではなくて人の体のなかを流れている血液を原料としていることです。


 ■回答■
献血してくださる方々ひとりひとりが患者さんを助けているわけですね。
 

 


 

 

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