一般社団法人 宮崎県薬剤師会
関連リンク集 宮崎県薬剤師会facebook サイトマップ

 
トップ  >  医薬品  >  妊婦・授乳婦と薬



妊婦・授乳婦と薬

 

■質問■
妊娠中や授乳中に薬を使用する際、不安を抱く人は少なくないと思いますが、
妊娠中に薬を使用するのはどういう場合でしょうか。
 

妊娠すると薬物を使用する機会が多くなります。つわり・便秘・痔・かぜ症候群・貧血などいろいろな症状が起こりやすく、妊娠前から持病があると、妊娠中は悪化しやすいためです。

また、切迫流産・出血など妊娠そのものが異常になれば薬物療法が必要になりますし、分娩の際には正常な出産でも数種類の薬物が常用されます。


 ■回答■
■質問■
薬には効能がある一方で副作用もあるといわれますが、大丈夫なのでしょうか。
 
妊娠中に薬物を使用すると一般的には効果も副作用も増強される傾向があります。
これは妊娠中には諸類ホルモンが多量に分泌され、代謝機能や全身の血液循環などが元迫するためです。そのため、薬物の使用量は妊娠していない時よりも少なくて済む場合が多いといえます。

 ■回答■
■質問■
妊娠初期に薬を使用した場合の副作用で心配される胎児の奇形発生の問題についてはどうでしょうか。
 

1962年のサリドマイド事件以来、薬物や化学物質の催奇形性の問題に関する検索と分析がいろいろと行われその結果判明したことは、

?動物実験では極端に大量を用いると多くの化学物質で催奇形作用が認められる。

?これまで調べられた中で、最も催奇形作用が強く特異性が高いのはサリドマイド である。

?抗癌剤や抗てんかん薬などの特殊なものを除けば、臨床的に常用される薬の多くは妊娠初期に大量を長期間連用しない限り、奇形発生の危険は少ない。
ということです。


 ■回答■
■質問■
それでは危険な薬は限られていて大多数の薬は少量を短期間使用するのであれば大丈夫、
と考えていいわけですか。
 

はい。一応はそうですが、ただしヒトでは薬物や化学物質の催奇形性を実験的に確かめることはできませんし、奇形は薬以外の不明の原因で発現することが大部分ですので、絶対に大丈夫という保証はできません。

したがって妊娠中の薬物使用は原則的には避けるようにして必要な場合には産婦人科医に薬を処方してもらうべきでしょう。


 ■回答■
■質問■
次に授乳中の母親が薬を使用する時にはどういう事に注意したらよいのでしょうか。
 

母親が服用した薬物が母乳中に移行し乳児に障害を及ぼす可能性がある場合は授乳を中止すべきです。

現在授乳を中止すべき薬や、授乳を一時避けるべき薬はある程度わかっていますし、乳汁分泌を抑制する薬もあります。

また、各種の抗生物質などのように、母乳中に移行しても乳児への影響はないと考えられ、常用量である限り母親が薬物を服用しても授乳は続けてもよいものもあります。

いずれにしても専門医あるいは薬剤師に授乳してよいか相談してみた方がよいでしょう。


 ■回答■
■質問■
最後に妊婦・授乳婦が薬を使用する際に気をつけてほしいことがありますか。
 

妊婦と薬については、今でもいろいろな問題が未解決のままになっています。
薬物作用の危険性を最小限に止めるためにも何か少しでも不安や懸念を抱く場合には、
必ず医師あるいは薬剤師に相談してみて下さい。


 ■回答■

 


 

 

一般社団法人 宮崎県薬剤師会
〒880-0813
 宮崎市丸島町2-5 地図
TEL 0985-26-7755
FAX 0985-25-8069
miyasys0@miyayaku.or.jp

医薬分業支援センター 薬事情報センター
〒880-0813
 宮崎市丸島町2-5 地図
TEL 0985-27-0129
FAX 0985-29-8127
miyasys3@miyayaku.or.jp


日本薬剤師会