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はしか(麻しん)・風しんに注意しましょう

 

■質問■
はしかや風しんというと子どもが感染するイメージがありますが・・・
 
いいえ、はしかや風しんは子どもだけが感染する病気ではありません。この病気に対する免疫がなければ大人でも感染します。実際に2007年には大学ではしかの集団感染事例が発生しています。また2004年から2007年にははしかに感染し、重症化して脳炎を引き起こしたのは10〜20歳代の患者さんでした。また、風しんも免疫のない小さい子どもさんも感染していますが、2000年代以降の流行の中心は20〜40歳代の患者さんです。
 ■回答■
■質問■
はしかや風しんの宮崎県内での流行状況を教えてください。
 

はしかと風しんは例年春から夏にかけて流行していましたが、予防接種の普及などにより患者さんが減少し、現在では季節的な特徴はあまり見られなくなっています。感染症法に基づいて2008年1月からはしかや風しんに感染した患者さんは、医師が届け出ることになっています。宮崎県内ではほぼ毎年数名の患者さんが発生しています。

 ■回答■
■質問■
はしかや風しんは過去には毎年流行していたのに、
なぜ現在では患者さんが発生すると注目されるのでしょうか。
 

はしかは麻しんウイルス、風しんは風疹ウイルスによって感染します。

はしかは発熱、全身性発しん、咳・鼻水・結膜充血などの風邪症状があらわれます。主に空気感染しますが感染力がとても強く、1人の発症者が12〜14人に感染させるとされています(インフルエンザでは多くて3人)。そして免疫のない人が感染すると、感染した人の90%以上に症状があらわれます。発症すると様々な合併症を引き起こしますが、特に肺炎・脳炎などの重いものや、数年後に亜急性硬化性全脳炎という非常に重い合併症を引き起こすことがあり、これらによる後遺症・死亡のリスクがあります。

風しんは、2〜3週間の潜伏期間の後、発熱、発しん、リンパ節腫脹があらわれ「三日ばしか」とよばれ比較的経過は良いのですが、血小板減少性紫斑病や急性脳炎などの合併症を引き起こすこともあります。風しんに妊娠初期の妊婦さんが感染すると、まれですが先天性風しん症候群(CRS)の赤ちゃんが産まれる可能性があります。先天性風しん症候群とは、お腹の中で赤ちゃんが風しんウイルスに感染し、産まれてから白内障、先天性心疾患、難聴などの障害を起こす病気の総称です。現在の流行状況は20〜40歳代の男性が多いため、妊娠可能な女性に風しんをうつすリスクが高いと思われます。
また、はしかと風しんはワクチンによる予防が可能な病気であるのに、多くの人がリスクにさらされていることも問題です。


 ■回答■
■質問■
はしかと風しんの治療・予防について教えてください。
 
はしかも風しんも特別な治療方法はなく、つらい症状を和らげる対症療法が中心となります。そして予防方法はどちらもワクチンが効果的かつ重要です。
はしかと風しんの予防接種は、予防接種法では1歳の時と小学校入学前の1年間(年長さん)の2回接種することになっています(定期接種)。小さい子ども達は忘れずにこの時期にワクチンを接種しておきしましょう。また、成人でもはしかや風しんにかかったことのない方、ワクチンを接種したか不明な方は一度これらの病気に対する免疫を持っているかどうかを医療機関で調べ、免疫をもっていないまたは低下している場合にはワクチン接種を検討しましょう。定期接種対象外の子どもや成人には予防接種は有料となりますが、多くの方が予防接種を受けると、個人がこれらの病気から守られるだけでなく、周囲の人にうつすという機会が少なくなり、社会全体がはしかや風しんから守られることになります。

 ■回答■

 


 

 

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