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二酸化塩素による除菌をうたった商品について


■質問■

インフルエンザが流行っています。ウイルス対策にと販売されている
二酸化塩素が成分の商品をよく見かけます。
 

そうですね。今販売されている商品で、部屋等において使用するものとネームプレートのように首から提げて使用するものがあるようです。これらに使われている「二酸化塩素」という成分は、塩素剤と同じように漂白や殺菌する力があります。

 ■回答■
■質問■
それではインフルエンザウイルスなどに効果があるのですか?
 
「二酸化塩素」といった成分には細菌やウイルスを殺す働きはありますが、この成分を使った商品については、インフルエンザを予防するとかインフルエンザウイルスを殺すとかは言えません。
 ■回答■
■質問■
なぜ効果があるのに言えないのですか?
 
病気の予防や治療に使用できるのは、薬事法という法律によって、製造や販売が承認・許可されている医薬品や医薬部外品といった製品のみになります。医薬品や医薬部外品であれば人への効果や安全性に関するデータがあることになります。
しかし、今のところ、二酸化塩素の商品で、細菌やウイルスの感染予防に効果があるとして医薬品や医薬部外品として認められているものはないようです。
ですので、生活の中でこの商品を使用してどの程度の除菌効果があるのか現状ではわからないということになります。
また、医薬品や医薬部外品でなければ、効き目や効果を宣伝して売ったりはできません。

 ■回答■
■質問■
そうなんですか、添加物として認められている成分だから安全ですとか言ってますが。
 


確かに国内では小麦粉の処理などに使われているようですが、部屋においたり、首から下げたりした場合、私たちは成分を吸入することになります。
添加物として認められていることと吸入する場合とは条件が違いますので、同じように安全だとは言えません。消費者に安全だと誤認させてしまう可能性があります。

参考までに、平成22年11月の独立行政法人国民生活センター資料を見ていただくといいと思います。部屋等で使う据え置きタイプの商品に関する報告ですが、商品によって二酸化塩素の放散や持続性がまちまちになっていますし、刺激臭で咳き込むなどの相談もあっています。
また、商品によっては放散速度が大きいものもあるようですので、臭いなどが気になったら換気するなど使用の際は注意が必要です。
乳幼児やぜんそく・気管支の弱い方などは充分注意してください。
効き目や安全性がはっきりしていないことを踏まえて、賢い選択をしてください。


 ■回答■
■質問■
わかりました。やはりインフルエンザ対策は基本を守ることが大事ですね。
 


そのとおりです。まずは予防接種をしておくこと。特に年少者や高齢者では、重症化を防ぎますから大切です。
そして、日ごろから十分な休養とバランスの良い栄養で体調管理に注意しておくこと。
手洗い、うがい、咳エチケットをきちんとすることが大切です。


 ■回答■
 


平成25年4月30日、国民生活センターから、「首から下げるタイプの除菌用品の安全性−皮膚への刺激性を中心に−」に関する発表がありました。

くわしくは、こちらをご覧ください。

 
 


平成26年3月27日、消費者庁から、「二酸化塩素を利用した空間除菌を標ぼうするグッズ販売業者17社に対する景品表示法に基づく措置命令について」という発表がありました。

くわしくは、こちらをご覧ください。

 

 


 

 

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