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お薬の飲み方について

 

■質問■
こんにちわ。今日はお薬の飲み方について、お話を聞きましょう。
お薬を飲むときにどんな注意が必要でしょうか?
 
こんにちわ。お薬をもらったときにお薬を入れている袋にそのお薬の飲み方を書いていますが、それにはいろいろな訳があるのですよ。

 ■回答■
■質問■
たとえばどんなことでしょうか?
 
お薬が効果を現すためには血液の中でお薬が一定の濃度を保つ必要があります。1日3回飲むお薬は4〜5時間たつと血液の中のお薬の濃度が下がって効果がなくなる性質を持っています。
 ■回答■
■質問■
そういうお薬は、1日3回飲まないと効果が続かないのですね。
 
そうですね。一日 1回 2回 3回など決められた通りに飲んでくださると、期待された効き目が出てきます。

 ■回答■
■質問■
でも、忙しいとついお薬をのみ忘れる事があるのですが、そのときはどうしたらよいのでしょうか。
 
糖尿病関係や一部のお薬を除いて、とりあえず思い出した時点ですぐに飲んでください。その後は1日3回の場合は3〜4時間おいて次を飲んでください。

 ■回答■
■質問■
その後は元に戻しても良いのでしょうか?
 
そうですね。1日2回の場合は6時間あけてください。そのときに、一度に2回分を飲まないよう、注意してください。

 ■回答■
■質問■
お薬は水または白湯で飲むように言われますが、それにも何か訳があるのでしょうか。
 
漢方薬の様に昔は煎じてのんでいたと思われますが、お薬の吸収が良いのはやはりお水や白湯が好ましいですね。

 ■回答■
■質問■
時々コーヒーや牛乳で飲む人を見かけますが。
 
 
コーヒーやお茶はある種のお薬で、効き目を減じたり、また強める働きがあるので、さけていただきたいですね。また、牛乳は一部の抗菌薬、細菌を殺すお薬の吸収を著しく妨げるので、さけていただきたいですね。
 ■回答■
■質問■
では、牛乳を飲む習慣がある人はどうしたら良いでしょうか。
 
 
お薬が胃袋から十二指腸にでていくまで、2時間程度時間をあけた後に牛乳を飲むようにしてください。

 ■回答■
■質問■
この場合、気をつけるのは牛乳だけでしょうか?
 
 
牛乳だけではなく、ヤクルトや乳製品、Ca、鉄の入った食品、飲み物、お薬などで同じ事がいえます。
 ■回答■
■質問■
時々水がなくても飲めるんだと言って、水なしでお薬を飲む人がいますが。
 
 
それもとても危険です。水がないために、お薬が食道で引っかかって、食道で悪さをするお薬があるのですよ。

 ■回答■
■質問■
じゃ、お薬はなるべく水や白湯で飲むのが間違いがないですね。
 
 
そうですね。また、痛み止めや熱冷ましの仲間は飲んだ後しばらくは横にならないでください。お薬が完全に胃袋の中に届くまでは体を起こした状態が好ましいのです。

 ■回答■
■質問■
そのほかに気をつけることがありますか?
 
 
お薬をかみ砕いたり、カプセルをはずして飲んだりしないでくださいね。

 ■回答■
■質問■
かんだりするとどうしていけないのでしょうか。
 
 
お薬の中には、ちょうど良い時間に効果を現すように溶け方を調節したお薬もあります。また、お薬が胃酸で壊れるために腸で溶けるように工夫されたお薬もあります。かんだりカプセルをはずしてしまうと、これらのお薬が本来の効き目を現さないので、つぶしたり、かんだりしないでください。
 ■回答■
■質問■
でも、お年寄りの方でお薬を飲み込むのが難しい方もおられますよね。
そのときはどうしたらよいのでしょうか?
 
 
そういう方は、遠慮なく薬局でご相談くだされば、処方せんをお書きになられたお医者さんと相談の上で、胃酸で壊れないように工夫した顆粒や粉に変えることができます。
 ■回答■
■質問■
何か疑問に思うことや、わからないことは自分で判断しないで、近くの薬局に、相談すると良いですね。
 
 
是非、なんでも気軽に相談できる仲良しの薬局を作っていただきたいですね。


 ■回答■

 


 

 

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