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薬を飲む際の最低知識

 

■質問■
薬局で調剤された薬を受け取る時、薬について聞いておくことはとても大切なことだと思いますが、
「何を聞いたらいいのか?」わからないという方のために、薬について知っておかなければならないことを紹介して下さい。
 

薬を上手に使用して頂くために、薬を飲む方が当然知っておかなければならないことは、最低5つあります。

まず、1番目は「薬の名前」です。薬の名前には製薬会社が個別につけた商品名と、含まれている成分の一般的な名前である成分名とがあります。自分の飲んでいる薬の名前を知らない方もいらしゃると思いますが、同じ様な病気の治療薬でも個人によって用いる薬は違いますので、自分自身の飲む薬の名前は知っておくことが大切だと思います。


 ■回答■
■質問■
2番目は何ですか?
 

「薬の作用」です。その薬が体の中でどんな働きをするのか、どのような効果があるのか。もし、その薬を飲まなかったら病気はどうなるのか。−ということを知っておくことは大変重要なことです。これらのことを理解しておけば、自分の判断で薬を勝手にやめたり、量を減らしてしまったりしてはいけないこともわかると思います。


 ■回答■
■質問■
3番目は何ですか?
 

「薬の副作用」についてです。薬は“両刃(りょうば)の剣”と言われますように、体にとって有益な作用がある反面、体に対して有害な作用が現れることもあります。副作用を予防したり、早い時期に発見するために気をつけることは何か、是非知っておいて下さい。

また、ある薬を飲んで、何らかの症状が現れた場合、それが治療のために飲んでいる薬の副作用の場合があります。その薬の副作用が引き起こす症状を知っていれば、不要な薬を追加服用することをさけることができますし、体調に変化が現れた場合でも、すぐに医師や薬剤師に伝えて早めに対処することができます。
副作用は怖がるものではなく、注意するものだと思います。


 ■回答■
■質問■
4番目は何ですか?
 

「薬の飲み合わせ」についてです。一緒に飲んではいけない薬や、できるだけ避けた方がよい食品は何かということも知っておいて下さい。

薬の中には、ほかの薬や食べ物や飲み物と一緒に服用すると、薬の作用が強くなったり、逆に弱くなったり、時には予期しない作用が起こることがありますので、どういう場合にどのような飲み合わせが起こるか正しい知識を持っておくことは、とても大事なことだと思います。


 ■回答■
■質問■
5番目は何ですか?
 

5番目は薬を飲んでいるとき、気をつけたいことや日常生活で注意することです。
薬によっては「多めの水で服用して下さい」とか、「服用後の車の運転は避ける」とか、また、その薬を服用している間は「日光にできるだけ当たらないようにして下さい」とか「砕いて服用してはいけない」などの注意点があります。

それから「食事をとらなかった時や、薬を飲み忘れた場合はどうすればよいのか」ということなども是非、知っておいて頂きたいと思います。

最後に、薬は患者さん1人ひとりに処方されたものです。医師や薬剤師がいくら薬について詳しくても薬を実際に自分の体の中へ取り込むのは患者さんです。

薬を医師や薬剤師まかせにするのではなく、自分が用いる薬については自分が知識を持っている必要があります。わからないことはきちんと聞き、薬に対する知識を蓄えることが大切だと思います。


 ■回答■

 


 

 

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