トウモロコシ(イネ科)
生薬名 : 玉蜀黍蘂・南蛮毛 | 薬用部分 : ひげ(花柱) |
採取時期及び調製法 七〜八月、果実が熟してひげ(花柱)が茶褐色になった頃に集めて日干しで乾燥する。 | | 利用方法 腎臓炎などでむくみがある時に、乾燥品五〜十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、すぐに濾してひげを除き、一日三回に分けて飲む。 南アメリカ原産の一年草で、各地の畑に食用や飼料として栽培される農作物。ポルトガル宣教師が長崎に種を持ち込んだのが始まりと言われる。果実から採れるコーン油やデンプンは医薬品の軟膏基材や賦形材に広く使われる。薬草として利用するひげの部分は雌花の花柱。果実を食べる時にひげをむしって乾燥しておくとよい。但し、農薬を使用しているものについては残留している場合があるので使わない方がよい。トウキビ(唐黍)とも呼ばれる。 |
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