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ツユクサ


ツユクサ(ツユクサ科)

生薬名  : 鴨跖草
薬用部分 : 地上部全体

採取時期及び調製法
夏から秋の開花中の地上部を刈り取り、水洗い後一度湯通しして日干しで充分に乾燥する。
 
利用方法
腎機能不全で尿の出が悪く、体にむくみがある時などに、乾燥品十㌘、生のツユクサならば三十〜四十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。
山野、道端、空き地などいたる所に自生する一年草。どちらかと言えば、やや湿り気のある所に生い茂り六〜九月ごろ緑の苞(ほう)より青色の花を覗かせる。花期は夏から秋までと長い。昔は着物の染料に用い、すり染めにしたことよりツキクサ(着草)と呼ばれた。水で消え易いため、友禅などの下絵用の染料(青花紙)として使われた。似た物に花の小さいマルバツユクサがありよく繁茂するが、薬用にはしない。


 

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