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ツルニンジン


ツルニンジン(キキョウ科)

生薬名  : 羊乳
薬用部分 : 

採取時期及び調製法
八〜九月に根を掘り採り水洗いした後、薄く輪切りにして日干しする。
 
利用方法
①風邪等で、たんが出るときに、乾燥したもの五〜十㌘を水三百㍉㍑で百㍉㍑になるまで濃く煎じ、一日三回に分けて飲む。
②ちょっとした切り傷に、茎や葉を切って出る白い乳液を付けると良い。
山地の林の中に自生するつる性の多年草。葉は薄く下面は緑白色で互生するが枝の先では三〜四枚輪生する。七〜八月頃に鐘形の花をつけ内面に紫褐色の斑点がある。この斑点を老人斑に見立てて別名ジイソブと呼び、似た物にバアソブと呼ばれるものがある。茎や葉を切ると白い乳液が出て大変臭い。ツルニンジンの名は根がチョウセンニンジンのようで、茎はつるになるからと言われている。


 

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